カール・エドワード・セーガン(1934~1996)はアメリカの天文学者で作家、コーネル大学教授、コーネル大学惑星研究所所長。NASAにおける惑星探査の指導者。
核戦争は地球規模の氷河期を起こすと指摘する「核の冬」や地球工学を用いて、地球以外の惑星の環境を人類が生存できるように改造する「テラフォーミング」、ビッグ・バンから始まった宇宙の歴史を一年と言う尺度に置き換えた「宇宙カレンダー」などの持論で知られる。
1980年のテレビ番組「COSMOS」とそのベースになった書籍でも有名。「COSMOS」は世界初の大型宇宙ドキュメンタリー番組で、世界60ヶ国以上に配信され、大きな話題をさらった。1981年にはエミー賞を受賞している。
子供だった私にとって「COSMOS」は衝撃的な番組だったし、その書籍はずっと手放せない魅力的なものでした。このテレビ番組が私が宇宙に興味を持った最初のきっかけでした。宇宙事業に取り組む多くの人に、この番組や書籍はきっと大きな影響を与えていることと思います。