どんな方でも一度は星空を旅する宇宙旅行を夢見たことがあるでしょう。でもそれはSF映画やアニメの中だけのものと思っている方がほとんどではないでしょうか?でも海外旅行に行くように宇宙に行く時代はすぐそこまでやってきているのです。
長い間宇宙事業は国家政策を持って進める一大プロジェクトで、宇宙旅行は厳しい訓練や難関を突破した宇宙飛行士だけのものでした。
公表では、民間人による全額自己負担での最初の宇宙旅行は2001年アメリカの大富豪デニス・チトー氏によるものでした。また2002年には南アフリカ共和国の実業家マーク・シャトルワース氏が実現しています。その費用は100億円とも200億円とも言われています。
現在多くの企業が、民間の宇宙旅行の夢を叶えるべく日夜宇宙船の開発に励んでいます。えっ?「そんな高額すぎる宇宙旅行なんて絶対にいけない」だって?そんなことはありません。あれほど高価だった携帯電話、あの頃からは考えられないくらいに高機能で小型化されたスマートフォンを、今では中学生だって持っている時代です。最初は高額な宇宙旅行の価格も、技術革新が進んで利用したい人が増えればどんどん安くなります。
例えばこんな話があります。現在東京〜ニューヨーク間のフライトは13~14時間。その間ずっとジェット燃料を燃やして飛び続けています。もし弾道飛行をする大型の宇宙船が開発されたら、燃料を燃やすのは成層圏を出る数分間だけ。東京〜ニューヨークのフライト時間は1時間足らずになるそうです。
最終的にどっちのコストが安いか皆さんも想像できますよね。そうなったら、東京〜宇宙経由〜ニューヨークのフライトが39,800円とかになるかもしれません。東京から長野県に行くよりニューヨークに行く方がずっと短い時間で行ける。なんてことも起こりそうですね。
この話は決して夢物語じゃないんです。その証拠にアメリカ、ドバイ、イギリス、スウェーデン、シンガポール等で「宇宙港」の建設が進んでいるのです。